「口コミを増やしたいけれど、患者さんに何と言って切り出せばいいか分からない」「謝礼を渡して書いてもらうのはダメだと聞いたが、本当だろうか」。
歯科医院の口コミについて、多くの院長先生がこの2つの悩みを抱えています。
先に結論をお伝えします。
歯科医院の口コミは、謝礼や特典を一切使わなくても、「いつ・誰が・何と言って頼むか」を決めるだけで自然に増やせます。
むしろ謝礼と引き換えに口コミを集める行為はGoogleのポリシー違反です。
発覚すれば口コミの一斉削除や、Googleビジネスプロフィール自体の停止につながりかねません。
本記事では、現役歯科医師が監修するWebマーケティング会社Dentique Atelierが、そのまま使える口コミ依頼の例文と頼むタイミング、やってはいけない頼み方、そして院長ひとりに頼らずスタッフで回す院内の仕組みまでを、1本にまとめて解説します。
後半では、Googleマップの会話型AI「マップに相談」の登場で、口コミが「人が読むもの」から「AIも読んで引用するもの」に変わり始めている点にも触れます。
こんな院長先生におすすめ
- 口コミがここ半年ほとんど増えていない
- 患者さんに何と言って頼めばいいか分からない
- 依頼の声かけが院長やスタッフの個人任せになっている
読み終える頃には、明日の朝礼でそのまま共有できる「口コミ依頼の例文」と「院内の回し方」が手に入ります。
結論:歯科医院の口コミが増えない最大の原因は「頼んでいない」こと
結論から言うと、口コミが増えない医院のほとんどは、治療の質に問題があるのではありません。
満足した患者さんに口コミをお願いする場面が、院内のどこにも存在しないことが原因です。
治療に満足した患者さんが、自分から進んで口コミを書いてくれることは多くありません。
一方で、不満を感じた人は誰に頼まれなくても書き込みます。
つまり「待ちの姿勢」でいる限り、Googleマップ上の評価は医院の実態より低く見えやすいのです。
これを解決する方法はシンプルです。
「いつ・誰が・何と言って」お願いするかを、院内の仕事の流れにあらかじめ組み込むこと。
次の章で、まずそのまま使える例文と頼むタイミングを紹介します。
そのあと、やってはいけない頼み方と、スタッフで続けるための院内の仕組みを順に解説します。
口コミ依頼の例文|いつ・どこで・何と言って頼むか
結論:口コミの依頼は、治療がひと区切りついた日に、ユニットの上か待ち時間で、短い一言でお願いするのが基本です。
その場で投稿のしかたまで見せると、「帰ったら書きます」で終わりにくくなります。
頼むのは「治療がひと区切りついた日」
依頼に向いているのは、患者さんが治療の区切りを実感している日です。
具体的には、次のような日です。
- 痛みの原因だった治療が完了した日
- 被せ物が入り、しっかり噛めるようになった日
- 矯正装置が外れた日
- ホワイトニングの仕上がりを鏡で確認した日
逆に、初診の日や治療の途中、痛みや不安が残っている日は避けましょう。
気持ちが乗っていない依頼は、断られるだけでなく医院の印象も下げます。
ここで選ぶのは「頼む日」であって、「頼む相手」ではありません。
区切りの日を迎えた方には、満足していそうかどうかで選ばず、全員に同じようにお願いします。
理由は、後半の「やってはいけないこと」で解説します。
頼む場所は「ユニットの上」か「待ち時間」
声をかける場所は、治療を終えたユニットの上か、お会計までの待ち時間がおすすめです。
どちらも患者さんの手と時間に少し余裕があり、治療の区切りを担当者と一緒に確認した直後だからです。
反対に、お会計でQRカードを渡すだけの依頼は、書かれにくい傾向があります。
財布やお釣り、次回の予約に気を取られている場面では、カードは「あとで見るもの」になり、そのまま忘れられやすいからです。
カードは、ユニットや待ち時間での一言を補う道具と考えてください。
お会計では「先ほどのカードです」と手渡すくらいの役割にとどめます。
そのまま使える声かけの例文
ポイントは、星の数や書く内容に一切触れないことと、任意であることを伝えることです。
「医院のため」ではなく「これから歯科医院を探す地域の方のため」という切り口にすると、お願いする側の気おくれも減ります。
【OK例1】ユニットの上で(担当の歯科医師・歯科衛生士から)
「今日で治療はひと区切りです。お疲れさまでした。
よろしければ、Googleに率直なご感想をお寄せください。
良い点も、気になった点も、どちらでも参考になります」
【OK例2】待ち時間に(受付・アシスタントから)
「治療おつかれさまでした。当院では、歯医者選びで迷っている地域の方の参考になるよう、Googleの口コミをお願いしています。
よろしければ、率直なご感想をお寄せください。もちろん任意です」
→ 内容・星の数に触れず、任意であることを伝えるのがポイント
「良い点も、気になった点も」と添えるのは、評価を誘導していないことを言葉で示すためです。
患者さんにとっても「褒めなければいけない」という負担がなくなり、かえって書きやすくなります。
その場で「書き方」を見せる
「書いてみます」と言ってもらえたら、その場で投稿画面までの道のりを見せます。
ひと言で伝えるなら、次のとおりです。
「Googleマップで医院名を開いて、『クチコミを書く』を押すだけです」
スマートフォンを取り出してくれた方には、QRコード付きカードを見せれば、読み取るだけで投稿画面が開きます。
「家に帰ったら書きますね」の多くは悪気なく忘れられてしまうので、その場で投稿画面が開くところまでが目安です。
ただし、書いている画面をのぞき込んだり、書き終わるまでそばで待ったりはしないでください。
何を書くかは、患者さんに完全に委ねます。
口コミ投稿用リンクとQRカードの作り方は、Google口コミQRコード・リンクの作り方で画面付きで解説しています。
迷っている方には押さない
返事に迷っている様子があれば、「もちろん、無理にとは言いません」と引き下がります。
押しつけられたと感じた患者さんは、口コミどころか次の来院をためらうかもしれません。
断られても気にしないことを、スタッフ全員で共有しておきましょう。
医院ができるのは「投稿の機会をご案内すること」までで、書くかどうかは患者さんが決めることです。
【NG例】やってはいけない声かけ
「星5つでお願いします」「『痛くなかった』と書いてもらえると助かります」「書いてくれたら次回〇〇円引きです」
→ 評価や内容の指定、見返りの提示はすべてNG(理由は次の章で解説します)
口コミ依頼でやってはいけない3つのこと
結論:口コミの依頼で守るべき線は、「評価や内容を指定しない」「見返りを渡さない」「相手を選ばない」の3つです。
どれもGoogleのポリシーで禁止されており、景品表示法や医療広告ガイドラインにも関わります。
NG1:★5や書く内容を指定する
「星5つで」「『痛くなかった』と書いて」のように、評価や内容を指定する依頼はGoogleのポリシーに反します。
さらに、医院が内容を誘導した口コミは、医療広告ガイドラインで制限されている「体験談」の広告として扱われるリスクもあります。
同じ理由で、Google口コミを自院のホームページやチラシに転載して宣伝に使うのも避けましょう。
NG2:割引や特典と引き換えに頼む
Googleのポリシーでは、金銭・割引・プレゼントなどの見返りと引き換えに口コミを募る行為が明確に禁止されています。
金額の大小は関係ありません。
行政の処分も実際に出ています。
2024年6月7日、消費者庁は、★4〜5の口コミ投稿と引き換えに診療費を割り引いていたクリニックに対し、ステマ規制(景品表示法の指定告示・2023年10月施行)にもとづく初めての措置命令を出しました。
医療機関の口コミ集めは、行政が実際に見ている領域です。
Googleは機械学習(不正なパターンをコンピューターが自動で見つける技術)で不自然な口コミを検出しています。
違反が見つかると、正当に積み上げた口コミまで巻き込んで削除されたり、プロフィールが制限されたりする恐れがあります。
NG3:満足していそうな人だけに頼む
事前アンケートなどで満足度をふるいにかけ、高評価をつけそうな人だけをGoogle口コミに案内する手法は「レビューゲーティング」と呼ばれ、Googleのポリシーで禁止されています。
「アンケートで星4以上を選んだ人だけ投稿ページへ案内する」ツールも同じです。
声かけの場面でも同じです。
「今日は機嫌がよさそうだから頼む」「不満そうだから頼まない」と相手を選ぶのではなく、区切りの日を迎えた方には全員に同じ例文でお願いします。
タイミングは選ぶ、相手は選ばない——この線引きをチームで共有しておきましょう。
院内の運用も含めた線引きを、早見表にまとめます。
| やること | OK / NG | 理由 |
|---|---|---|
| 治療がひと区切りついた日に、例文どおりにお願いする | OK | 依頼の仕方の工夫は問題なし |
| 区切りの日を迎えた方全員に、同じ言葉でお願いする | OK | 相手を選ばない依頼が原則 |
| 朝礼で件数を共有し、スタッフに感謝を伝える | OK | 数字の見える化とねぎらいは健全な運用 |
| ★5や書く内容を指定してお願いする | NG | Googleポリシー違反。内容の誘導は医療広告ガイドライン上もリスク |
| 割引・プレゼントと引き換えにお願いする | NG | Googleポリシー違反。ステマ規制による措置命令の例あり |
| 満足していそうな人だけにお願いする | NG | レビューゲーティングとしてポリシー違反 |
| スタッフ・家族・業者に口コミを書いてもらう | NG | 利害関係者や来院実態のない投稿は禁止 |
| スタッフに件数ノルマを課す | NG | 無理な依頼や自作自演を生みやすい |
Google規約・医療広告ガイドライン・ステマ規制それぞれの詳しい線引きは、以下の記事で事例つきで整理しています。
なお、口コミ以外も含めたGoogleマップ対策全体のNG行為は、歯科医院のMEO失敗例10選で詳しく解説しています。
院内で口コミ依頼を回す5つの仕組み|誰が・どの日に・何と言うか

結論:例文を用意しても、「誰が・どの日に・何と言うか」が決まっていなければ、声かけは続きません。
院長やひとりの熱心なスタッフが声をかけている間は、口コミは増えます。
けれど、忙しい日は声かけが飛び、その人が休んだ日はゼロになり、退職したら運用ごと消えてしまいます。
両者の差を、表で見比べてみましょう。
| 比べる点 | 頑張り頼みの運用 | 仕組みで回す運用 |
|---|---|---|
| 声かけ | 院長が気づいたときだけ | 担当と頼む日が決まっている |
| お願いの言葉 | 人によってバラバラ | 例文があり、誰でも同じ品質 |
| 返信 | 気が向いたときにまとめて | 週1回15分の当番制 |
| 忙しい週 | すべて止まる | 型どおりに回りつづける |
| スタッフの入れ替わり | 運用ごと消える | 新人に型を渡すだけで続く |
| 成果の把握 | 「増えた気がする」で終わり | 朝礼1分で件数を共有 |
右側の状態は、大きな投資をしなくても作れます。
決めることは、次の5つだけです。
仕組み1:誰が頼むかを決める
主担当は、治療の区切りを患者さんと一緒に確認する担当の歯科医師・歯科衛生士です。
ユニットの上で頼めなかった方には、待ち時間に受付やアシスタントが同じ例文でお願いします。
| 場面 | 担当 | やること |
|---|---|---|
| ユニットの上 | 担当の歯科医師・歯科衛生士 | 治療の区切りを一緒に確認し、例文どおりにお願いする。「書いてみます」ならその場で投稿のしかたを見せる |
| 待ち時間 | 受付・アシスタント | ユニットで頼めなかった方に同じ例文でお願いし、QRカードを見せる |
| お会計 | 受付スタッフ | 声をかけた方に「先ほどのカードです」と手渡す。ここで初めて頼む形にはしない |
先生ご自身がすべて背負う必要はありません。
担当が決まった瞬間から、口コミは「みんなの仕事」ではなく「決まった人の役割」になります。
仕組み2:頼む日を決める(カルテに「本日ゴール」の印)
「思いついた人がその場で頼む」のではなく、頼む日をあらかじめ決めておくのが仕組み化の要です。
実務としては、予約システムやカルテの備考欄に「本日ゴール・口コミ依頼」の印をつけておき、朝礼で当日の対象の方を共有します。
被せ物のセット日や矯正装置の撤去日、治療の完了予定日は、前回の来院時点で分かっていることが多いはずです。
印は「頼む日」の目印であって、「頼む相手の選別」ではありません。
印のついた日を迎えた方には、全員に同じようにお願いします。
仕組み3:何と言うかを決める(例文を印刷して貼る)
声かけが続かない最大の理由は、「なんて言えばいいか、その場で考えるのがつらい」からです。
前の章の例文を医院の言葉に直して印刷し、ユニットの近くや受付の内側に貼っておきましょう。
「見ながら言っていい」と伝えるだけで、声かけのハードルは大きく下がります。
新人スタッフも、初日から同じ品質でお願いできます。
仕組み4:数字を朝礼1分で共有する
仕組みは、作った瞬間がいちばん元気です。
放っておけば数か月で静かに止まるので、数字の見える化で続けます。
見るのは次の3つだけです。
- 今月の新着口コミ件数:Googleビジネスプロフィールを開いて数えるだけです。
- 返信率:届いた口コミのうち、返信済みが何件か。目標は全件返信です。
- 平均評価(星の数):急に下がったら、院内で何かが起きているサインです。
この3つを、週はじめの朝礼で1分だけ共有します。
「先週は2件いただきました。声かけのおかげです。ありがとうございます」——これだけで十分です。
数字は、スタッフを責める道具ではなく、仕組みの調子を見る体温計です。
件数が減った週は人を問い詰めるのではなく、「忙しい日はユニットでの一言だけにしよう」のように型のほうを直します。
いただいた口コミを朝礼で読み上げるのも効果的です。
「受付の方の対応が丁寧だった」という一文が本人に届くと、声かけは「やらされ仕事」から「自分の仕事の成果」に変わります。
仕組み5:返信は週1回15分の当番制で回す
集める仕組みとセットで、届いた口コミに返す仕組みも決めておきます。
おすすめは、曜日と時間を固定した週1回15分の「返信タイム」に当番がまとめて返し、星1〜2などの厳しい口コミはすぐ院長に引き継ぐ運用です。
返信は、投稿してくれた方へのお礼であると同時に、次に投稿を考える人への「きちんと読んでいる医院です」というメッセージになります。
返信の型とケース別の例文は、以下の記事にまとめています。
「毎日の診療で返信まで手が回らない」という場合、口コミの獲得設計から返信対応までを外部に任せる方法もあります。
当社ではMEO運用代行・口コミ返信代行(料金とサービス内容)の一部として、医療広告ガイドラインに配慮した口コミ返信の運用を行っています。
口コミが集まりやすい土台を整える
結論:声かけの効果は、投稿しやすい道具と、投稿される場所の整い具合で変わります。
次の3つは、一度整えれば毎日働いてくれます。
QRコード付きカードを用意する
Googleビジネスプロフィールの管理画面から取得できる「クチコミ依頼用リンク」をQRコードにして、名刺サイズのカードに印刷します。
スマートフォンで読み取れば、そのまま投稿画面が開く状態が理想です。
カードには「率直なご感想をお聞かせください」とだけ記載し、特典の記載や記入例の提示はしないでください。
前述のとおり、内容の誘導にあたる恐れがあります。
カードは渡すだけでは書かれにくいので、ユニットの上や待ち時間での一言とセットで使います。
Googleビジネスプロフィールを「口コミの受け皿」として整える
口コミを増やす前に、投稿される場所であるGoogleビジネスプロフィール自体を整備しましょう。
診療時間が古い、写真が数年前のまま、といった放置状態のプロフィールでは、患者さんの投稿意欲も、口コミを見た人の来院意欲も上がりません。
- 診療時間・祝日対応を最新の状態にする
- 外観・受付・診療室の写真を自院で撮影して掲載する
- 「投稿」機能で医院からのお知らせを定期的に発信する
- ビジネスの説明文に、診療方針を自然な文章で記載する
プロフィール整備の全体像は、入門記事の歯科医院のMEO対策で手順を追って解説していますので、あわせてご覧ください。
院内掲示で「口コミ歓迎」を見える化する
待合室や受付に、「ご感想をお聞かせください」という小さな掲示物を置きましょう。
声をかけられなかった患者さんにも、投稿のきっかけを届けられます。
A5サイズのスタンドPOPに、QRコードと「歯医者選びで迷っている方の参考になります。
率直なご感想をお寄せください」という一文を載せる程度で十分です。
ここでも特典の記載は絶対に避けてください。
掲示は「お願いの圧」ではなく、「いつでも歓迎しています」という空気をつくるためのものです。
【2026年の変化】AIが口コミを読む時代:「数」だけでなく「中身」が資産になる

結論:これからの口コミは、件数や星の数に加えて「具体的に書かれた中身」が集患資産になります。
理由は、Googleマップに搭載された会話型AI「マップに相談」の情報源が、クチコミだからです。
「マップに相談」は2026年8月に日本で発表された機能で、「子ども連れでも通いやすい歯医者は?」のような自然な相談に、AIが答えてくれます。
Googleの公式発表では、その回答の主な情報源は「5億人以上の投稿者コミュニティからのクチコミ」と説明されています。
つまり、患者さんが書いてくれた「土曜も診てもらえて助かった」「子どもが怖がらない工夫があった」といった具体的な一文が、AIの回答として第三者に紹介され得る時代になったということです。
星4.5という数字だけの評価より、状況が書かれた口コミのほうがAIには引用しやすい、と考えられます。
| 観点 | これまで(人が読む前提) | これから(AIも読む前提) |
|---|---|---|
| 重視される要素 | 件数・星の平均点 | 件数・星に加え、通院場面が分かる「具体的な中身」 |
| 強い口コミの例 | 「良い歯医者です。星5」 | 「子連れ優先枠があり、待ち時間も短かった」 |
| 医院がやること | 例文と院内の仕組みで依頼を続ける | 依頼の仕方は同じ+受け皿(プロフィール)と返信で情報を補う |
| やってはいけないこと | 謝礼・内容の指定 | 変わらず禁止(「具体的に書いて」の誘導もNG) |
注意したいのは、医院側の依頼の仕方は何も変えてはいけないという点です。
「具体的なエピソードを書いてください」とお願いするのは内容の誘導にあたり、これまで解説したルールに抵触する恐れがあります。
医院ができるのは、依頼はこれまでどおり「率直なご感想」に徹したうえで、AIが読み取れる情報を医院側の持ち場で増やすことです。
具体的には、プロフィールの説明文・写真・投稿を充実させることと、口コミへの返信で診療方針や設備などの一般情報を自然に補足することの2つです。
なお「マップに相談」は順次提供の段階で、表示される人とされない人がいます。
AIがどの口コミを引用するかの内部仕様も公開されていないため、現時点では「クチコミが主な情報源と説明されている」という事実を前提に、慌てず本記事の仕組みを続けるのが最善です。
機能の詳細と歯科医院への影響は、以下の速報解説をご覧ください。
口コミを増やした後が本番:MEO運用全体で集患につなげる

結論:口コミは、それ単体で完結する施策ではありません。
Googleマップで上位に表示されるための施策(MEO対策)全体の中の、重要な1ピースです。
Googleはローカル検索の順位を「関連性」「距離」「視認性の高さ(知名度)」で判定しています。
口コミの数・内容・返信は、このうち視認性を高める代表的な要素ですが、プロフィールの情報整備や定期投稿、写真の更新と組み合わせて初めて、安定した上位表示と新規患者の増加につながります。
そして、これらはどれも「一度やって終わり」ではなく、毎月の継続運用が必要な仕事です。
診療のかたわらで院長先生がすべてを担うのが難しい場合は、歯科専門の外部パートナーに任せるのも合理的な選択です。
当社のMEO運用代行・口コミ返信代行(料金とサービス内容)では、本記事で解説した口コミ依頼の仕組みづくりから返信、プロフィール運用までを一括でお引き受けしています。
また、MEOをホームページ・SEO・SNSと組み合わせて「どの施策から手を付けるか」を設計したい方は、以下の完全ガイドで全体像を整理できます。
歯科医院の口コミの増やし方・依頼に関するよくある質問
Q1. 口コミはどれくらいのペースで増えれば良いですか?
無理のない自然なペースで十分です。
声かけが回りはじめれば早ければその月から増えはじめますが、大切なのは月に数件でも途切れず増え続けることです。
逆に短期間で急増すると、Googleに不自然なパターンとして検出されるリスクがあります。
口コミの数と新しさは積み上げ式の資産なので、3か月・半年と続けるほど差が開いていきます。
Q2. スタッフが声かけを嫌がります。どうすればいいですか?
嫌がる理由の多くは「何て言えばいいか分からない」「断られるのが怖い」の2つです。
例文を貼り出して「見ながら言っていい」と伝え、カルテの「本日ゴール」の印で頼む日を決めておけば、その場で考える負担はほとんどなくなります。
あわせて、断られても気にしなくてよいこと、ノルマを課さないこと、朝礼で成果に感謝を伝えることが、続けてもらうコツです。
Q3. 受付がひとりしかいない小さな医院でも、仕組み化は必要ですか?
必要です。
むしろ人数が少ない医院ほど、「誰が・どの日に・何と言うか」を決めておく効果は大きくなります。
考えながらやる仕事は疲れますが、決まっていることをやるだけなら続くからです。
ユニットの上での院長や歯科衛生士の一言と、待ち時間の受付のフォローという2人のリレーから始めてください。
Q4. 頑張ってくれたスタッフに報奨金を出すのはダメですか?
患者さんに謝礼を渡すのは明確にNGですが、スタッフの労をねぎらうこと自体は問題ありません。
ただし「口コミ件数に連動した報酬」は、無理な依頼や自作自演を誘発しやすいため、おすすめしません。
件数ではなく「声かけという行動」や「返信当番の丁寧さ」を評価し、賞与の考課に含める程度にとどめるのが安全です。
Q5. スタッフや家族に口コミを書いてもらうのはダメですか?
ダメです。
利害関係者による投稿や、来院実態のない投稿はGoogleのポリシーで禁止されており、不自然なアカウントの動きから検出されれば削除やプロフィール停止の対象になります。
数件の「身内の口コミ」のために、正当に積み上げた口コミまで失うのは大きな損失です。
必ず実際の患者さんへの依頼だけで積み上げてください。
Q6. 低評価の口コミが付いてしまったら削除できますか?
削除申請が認められるのは、誹謗中傷や来院実態のない投稿など、Googleのポリシーに違反している場合に限られます。
申請の手順と削除できる基準は歯科医院の口コミを削除したいときで解説しています。
削除できない低評価には、誠実な返信で医院の姿勢を示すのが基本です。
Q7. AI(マップに相談)に選ばれるために、口コミの書き方をお願いしても良いですか?
いいえ、内容のお願いはこれまでどおりできません。
「具体的に書いてください」という依頼も内容の誘導にあたる恐れがあり、Google規約・医療広告ガイドラインの線引きは、AIの登場後も変わっていません。
医院側でできるのは、Googleビジネスプロフィールの説明文・写真・投稿と、口コミへの返信で、AIが読み取れる医院情報を増やしておくことです。
依頼は「率直なご感想」のままで、受け皿を整えて待ちましょう。
口コミは、貴院の日々の丁寧な診療を「これから歯科医院を探す人」に届けてくれる資産です。
ルールを守った仕組みを1つずつ整えて、実態どおりの評価がきちんと伝わる状態を目指しましょう。
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この記事の監修:現役歯科医師(Dentique Atelier代表)
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