歯科医院のWordPress SEO設定|初期設定で必ず見直す6つのポイント

歯科医院のWordPress SEO設定(初期設定の最適化)

「WordPressで開業サイトを作ったけれど、SEOのために何を設定すればいいのか分からない」。

記事を書く前に、そう感じて手が止まっていませんか。

じつは多くの歯科医院のサイトは、WordPressの初期設定のままで運用されていて、本来の力を出し切れていません。

この記事では、専門知識がなくても今日から確認できる「WordPressのSEO設定」を、優先順位をつけて具体的に解説します。

目次

結論:WordPressのSEO設定は「一度だけの土台工事」

まず結論から。

WordPressのSEO設定とは、記事を書き始める前に一度だけ整えておく「サイトの土台工事」です。

一度きちんと直せば効果が長く続き、あとの運用がずっと楽になります。

イメージは家づくりです。

基礎(土台)がしっかりしていない家に、いくら立派な部屋(=良い記事)を足しても、家全体は安定しません。

基礎工事は、家を建てる前だからこそ低コストで、確実にできる——WordPressの設定もこれと同じです。

SEO全体の中での位置づけは歯科医院のSEO対策 完全ガイドで俯瞰できますが、本記事はその土台となる「WordPressの初期設定」を深掘りします。

なぜ「記事より先」に設定を整えるのか

「まず記事を書きたい」という気持ちは自然です。

それでも、設定を先に済ませたほうがいい理由があります。

最大の理由は、設定は後から変えると「それまでの積み上げ」を失いかねないからです。

たとえば記事を100本書いたあとにURLの形(パーマリンク)を変えると、それまでに張ったリンクや、Googleが覚えた評価がリセットされてしまうことがあります。

逆に、記事が少ない今のうちに整えておけば、失うものはほとんどありません。

設定は「早いほど得、遅いほど損」

だから、本格的に記事を増やす前の“今”が、いちばん取り返しのつくタイミングなのです。

①パーマリンクを「英単語URL」にする(最優先)

①パーマリンクを「英単語URL」にする(最優先)

数ある設定の中で、いちばん先に、必ずやるべきのがこれです。

パーマリンクとは、各ページのURLの形のこと。

WordPressは初期状態だと「?p=123」のような数字だけのURLになりがちです。

これを「/implant-cost/」のように、中身が推測できる英単語のURLに変えます。

設定はクリック数回で終わる

管理画面の「設定 > パーマリンク」を開き、「投稿名」を選んで保存するだけです。

WordPress 設定>パーマリンクで「投稿名」を選んで保存する操作イメージ
▲「設定 > パーマリンク」の画面。①「投稿名」を選び、②「変更を保存」を押すだけ(画面はWordPress標準設定の操作イメージ)

これで、記事のタイトルやスラッグ(URLの末尾)に応じた、意味の分かるURLになります。

なぜURLの形が大事なのか

意味の分かるURLは、Googleにも患者さんにも「そのページが何のページか」を伝えます

検索結果やSNSでURLを見た人が、内容を想像して安心してクリックできる——その小さな信頼の積み重ねが効いてきます。

ひとつだけ注意点があります。

公開後の記事のURLを、あとから変えるのは避けること。

URLが変わると、そのページの評価がいったんリセットされてしまうためです。

だからこそ、記事が少ない最初のうちに「投稿名」へ切り替えておくのが鉄則です。

②「検索結果に表示しない」設定になっていないか確認する

②「検索結果に表示しない」設定になっていないか確認する

意外な落とし穴が、この一項目です。

WordPressには、サイト全体をまるごとGoogleから隠す設定が存在します。

制作途中に「まだ見られたくない」とチェックを入れたまま、公開後も外し忘れているケースが少なくありません。

これに気づかないと、どれだけ良い記事を書いても検索結果にまったく出てこない、という最悪の事態になります。

今すぐ確認する場所

管理画面の「設定 > 表示設定」を開き、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックが外れているかを確認します。

WordPress 設定>表示設定で検索エンジンに表示しない設定を確認する操作イメージ
▲「設定 > 表示設定」の画面。「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックが外れているかを確認(操作イメージ)

もしチェックが入っていたら、外して保存。

これだけで、Googleに正しく見つけてもらえる状態に戻ります。

制作会社に作ってもらったサイトを引き継いだ場合は、まずここを疑うくらいの気持ちで確認しておくと安心です。

③タイトルとメタディスクリプションを整える

③タイトルとメタディスクリプションを整える

検索結果に並んだとき、患者さんが最初に見るのがタイトルと、その下の説明文(メタディスクリプション)です。

ここは「クリックするかどうか」を左右する、いわばお店の看板にあたります。

タイトルは「地域+悩み」を入れる

タイトルには、患者さんが実際に検索する言葉を自然に入れます。

「〇〇市 歯医者 親知らず」のように、地域と悩みが伝わる形が基本です。

どんな言葉で検索されるかの決め方は歯科医院のSEOキーワードの選び方で詳しく解説しています。

メタディスクリプションは120文字前後で

説明文は120文字前後で、ページの中身を正しく伝え、思わず読みたくなる一文にします。

SWELLやCocoonなどの国産テーマなら、投稿の編集画面から直接入力できます。

WordPress投稿編集画面でタイトルとメタディスクリプションを入力する操作イメージ
▲投稿の編集画面。①タイトルは「地域+悩み」を入れ、②説明文(メタディスクリプション)は120字前後で(画面はSEO SIMPLE PACK使用時の操作イメージ)

空欄のままだと本文が自動で切り取られて表示されるため、一記事ずつ、自分の言葉で書いておくと印象が変わります。

④XMLサイトマップを作り、Search Consoleに登録する

④XMLサイトマップを作り、Search Consoleに登録する

XMLサイトマップとは、サイト内のページ一覧をGoogleに渡す「案内図」です。

これを届けておくと、Googleが新しい記事を見つけやすくなります。

作り方は主に2通り

WordPressは5.5以降、標準でサイトマップを自動生成します。

より細かく管理したい場合は、後述するSEOプラグインを入れると、除外ページの指定などがしやすくなります。

いちばん大事なのは「登録」まで進めること

サイトマップは、作っただけでは半分です。

生成されたサイトマップのURLを、Google Search Console(無料)に登録して、はじめてGoogleへの案内が完成します。

Google Search Consoleでサイトマップを送信して登録する操作イメージ
▲Google Search Consoleの「サイトマップ」画面。①サイトマップのURL(通常 sitemap.xml)を入力し、②「送信」を押す。ステータスが「成功」になれば登録完了(操作イメージ)

Search Consoleは、検索での見え方を確認できる無料ツールなので、この機会に導入しておくと、あとの効果測定でも役立ちます。

公開した記事同士をつなぐ内部リンクも、Googleの発見を助ける大切な要素です。あわせて歯科医院HPの内部リンク設計も整えておきましょう。

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⑤OGPでSNSシェア時の見え方を整える

⑤OGPでSNSシェア時の見え方を整える

OGPとは、URLがLINEやFacebook、Instagramでシェアされたときに出る「画像+タイトル」の設定です。

設定しておくと、シェアされたときに医院名や記事タイトル、アイキャッチ画像がきれいに表示されます。

直接の順位効果より「入口を増やす」効果

OGPそのものが検索順位を大きく上げるわけではありません。

ただ、患者さんがLINEで家族に医院を共有するような場面で、見え方が整っていれば安心感につながり、SNS経由の来訪を下支えします。

多くの国産テーマやSEOプラグインには、OGP設定の項目が用意されています。

デフォルトのシェア画像(医院ロゴやアイキャッチ)を一度だけ設定しておけば、あとは自動で適用されます。

⑥SEOプラグインは「1つだけ」入れる

⑥SEOプラグインは「1つだけ」入れる

ここまでの設定を助けてくれるのがSEOプラグインです。

ただし、大事なルールがひとつあります。

SEOプラグインは、1つだけにすること。

入れすぎは逆効果

似た役割のプラグインを2つ以上入れると、設定がぶつかって不具合の原因になり、サイトも重くなります。

「たくさん入れれば強くなる」ものではありません。

迷ったらシンプルなものを1つ

日本の歯科医院サイトでよく使われるのは、動作の軽い「SEO SIMPLE PACK」などのシンプルなプラグインです。

SWELLのようなSEO機能が最初から充実したテーマを使っているなら、最小限のプラグインで十分なこともあります。

大切なのは数ではなく、「タイトル・メタディスクリプション・サイトマップ・OGP」を過不足なく設定できているかです。

ケース別:あなたのWordPressはどこが弱い?

すべてを一度にやり直す必要はありません。

当てはまるところから直すのが効率的です。

「作ってから設定を触ったことがない」

もっとも多いパターンです。

まずは「パーマリンク」と「検索エンジンに表示しない設定」の2つだけ確認してください。

この2点は、5分で終わって影響が大きい、費用対効果の高い一手です。

「記事はあるが、検索結果の説明文がバラバラ」

タイトルとメタディスクリプションが未設定の状態です。

アクセスの多い記事から順に、タイトルと120文字の説明文を整えていきましょう。

既存の記事を捨てずに、クリックされやすさを底上げできます。

「プラグインをたくさん入れて、なんだか重い」

役割が重なるプラグインが混在している可能性があります。

SEO系は1つに絞り、使っていないプラグインは思いきって停止・削除すると、動作も設定もすっきりします。

やってはいけないWordPress設定

良かれと思ってやると、かえって逆効果になる設定もあります。

  • 公開後にパーマリンクを変更する:URLが変わると評価がリセットされます。変えるなら記事が少ない最初のうちに。
  • SEOプラグインを2つ以上入れる:設定が衝突して不具合やサイトの重さの原因に。役割の重なるものは1つに絞ります。
  • 「検索エンジンに表示しない」を外し忘れる:どれだけ良い記事を書いても検索に出ません。公開したら真っ先に確認を。
  • テーマやプラグインの更新を放置する:古いまま放置するとセキュリティや表示不具合のリスク。定期的に更新します。

WordPress設定の原則は「シンプルに、土台だけ確実に」

凝った設定より、基本を外さないことのほうがずっと効きます。

土台が整ったら、次は中身です。読まれる記事の作り方は歯科医院のブログの書き方を、医院の信頼性を伝える工夫はE-E-A-T対策をあわせてご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q. SEOプラグインは何を入れればいいですか?

動作が軽く、設定項目がシンプルなものを1つで十分です。

使っているテーマにSEO機能が備わっているなら、最小限のプラグインで足ります。大切なのは種類より、タイトル・説明文・サイトマップ・OGPが過不足なく設定できていることです。

Q. パーマリンクは日本語のままでも大丈夫ですか?

日本語URLは、シェアされたときに文字化けした長い文字列になりやすく、扱いづらいことがあります。

各記事のスラッグ(URLの末尾)を、内容が分かる英単語に手動で設定しておくのがおすすめです。

Q. Search Consoleは難しそうですが、必須ですか?

順位を上げる直接のツールではありませんが、検索での見え方を知る「健康診断」として、ぜひ導入したいツールです。

サイトマップの登録もここで行うので、SEOに取り組むなら早めの導入をおすすめします。

まとめ:設定は「一度整えれば、あとが楽になる」土台

WordPressのSEO設定は、派手さはありませんが、一度整えれば効果が長く続く、費用対効果のとても高い土台工事です。

特別な技術も費用も要らず、記事が少ない今のうちに済ませておくほど得をします。

今日の一歩は、管理画面の「設定 > パーマリンク」を開いて、「投稿名」になっているかを確認すること。

もし数字のままなら、記事が少ない今のうちに「投稿名」へ変更する——5分で終わって、いちばん取り返しのつく一手です。

SEO全体の設計は歯科医院のSEO対策 完全ガイドを、集患導線の全体像は歯科医院のWeb集患 完全ガイドをあわせてご覧ください。

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